好きな『こと』ではなく、好きな『行動』を仕事にするという転職軸はいかがですか?

好きな『こと』で仕事を選んでいませんか?

自分の趣味や興味のあること、夢中になれる『こと』で仕事を選んだはずなのに、毎日の仕事がつらく感じる…。そんなご経験はありませんか?

今回は自分の好きな『こと』で仕事を選ぶ危うさについて書いていきたいと思います。

人生の大半を占める仕事が、つらいものであっていいはずがない

好きな『行動』でこそ、仕事を選ぶべき

まず結論ですが、私は仕事を選ぶとき、好きな『行動』でもって仕事を選ぶべきだと考えています。

具体的な例を見ていきましょう。

休日にYoutubeを見るのが好き⇒Youtuberを目指すは×

例えば、休日にYoutubeを見て過ごすのが好きな人は多いでしょう。
であれば、その人たちがYoutuberとして働くべきかといえば、多くの人が失敗すると思います。

では、なぜ失敗するのか?
それは、Youtubeが好きな人というのは、『Youtubeを見る』ということが好きであって、『Youtubeを撮る』ことが好きなわけではないからです。

視聴側と制作側ではまったくの別物

Youtuberはどんな行動をしているだろうか?

ここで大切になってくるのが、『行動』です。
Youtuberはどんな行動をしているでしょうか?

  • アイデア出し、台本制作
  • 撮影用小道具準備
  • 撮影、トーク、リアクション
  • 動画編集、サムネデザイン
  • Youtube公開、YEO対策、SEO対策
  • SNS戦略、発信、ブランディング

おおまかに、これだけの行動をしているのです。

カメラの裏側では泥臭いことをしている

一方でYoutubeが好きだという人の行動はこんな感じでしょうか。

  • Youtubeを見る
  • 面白そうな動画を探す

『見る』と『作る』では行動が異なる

つまり、Youtubeが好きな人の『行動』と、Youtuberの『行動』は、まったく違うということです。

これが好きな『こと』を仕事にすることの危うさなのです。

クルマが好きだから自動車業界へ

この話は、私自身の失敗が元になっています。

私は昔からクルマが好きで、クルマをカスタムしたり、クルマ仲間と夜な夜な集まって山道を走りに行くということをよくしていました。

だから、新卒で仕事を選ぶときには自動車業界を選びましたし、仕事もクルマの根幹にかかわれるということで、設計者を選びました。

クルマ好きたちとクルマの仕事をするという漠然としたイメージ

しかし、もうお分かりの通り、私には自動車関係の設計業は合っていませんでした。理由は簡単で、私の好きな『こと』と、仕事での『行動』が違ったからです。

好きな『こと』

  • クルマをカスタムしてカッコいいクルマに仕上げること
  • 仲間と集まってドンチャン騒ぎすること

仕事での『行動』

  • ミスが許されない環境で正確に図面を書く
  • 気難しい職人とうまく交渉して納期を達成する
  • 冗談が許されない雰囲気で真面目な人たちと目標を達成する

ぜんぜん違いますよね。

自分の好きな『行動』は何だろうか?

ここまでの話で、仕事での『行動』と、自分の好きな『行動』が一致している大切さをお伝えしてきました。
しかし、この自分の好きな『行動』とは、何なのでしょうか?

結論から言うと、何も意識していなくても、息をするようにしてしまう行動のことです。

毎日歩くように、あたりまえにしてしまう行動を、仕事に活かせないか?

私を例に挙げるとするならば、このようになります。

  • ほかの人とモノの見た目を差別化して、自分らしさを表現する
  • 意欲の高い人を身の回りに集め、まとめ上げる
  • 居心地の良い雰囲気を作り出す

そして私は現在、Webデザイナーを育てる講師として仕事をしています。

  • 唯一無二のデザインのホームページを制作する
  • Webデザイナーを目指す人を一つの教室で育て上げる
  • 居心地の良い教室運営をする

まさに好きな『行動』と仕事での『行動』が一致していると感じています。

仕事が好きは、仕事での行動が好き

世の中には『仕事が好きだ』という方がいらっしゃいます。
私自身は、仕事は苦しいものだと思っていましたし、我慢を給与に変えることが社会人としての常識だと考えていました。

仕事とはツラく我慢するものだ、それで給料をもらっているんだ

しかし、自分の好きな『行動』が仕事での『行動』と一致している場合、仕事=好きになるケースもあるのです。

皆さんの好きな『行動』はどんなことでしょうか?
そして、その『行動』を仕事でも活かせる可能性はないでしょうか?

きっとこのマッチングが、ツラい仕事から抜け出す第一歩になることでしょう。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
TOP