副業に夢中になりすぎて、本業が疎かになっていませんか?
確かに、副業は自分のやりたいことを体現していて、モチベーションが高まりやすいです。一方で、本業はどこか冷めてしまっていたり、上司に手綱を握られているところもあって、だんだんと手を抜いてしまうものですよね。
しかし、1日の大半を費やす本業を、ここまで疎かにしていいものでしょうか?
本業に力が入らない
副業ほどのモチベーションが起きない
『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』
今回紹介するのはmoto(戸塚 俊介)さんが書かれた名著『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』。この本で紹介される考え方をもとに、本業をおろかにしてはいけない理由に迫ります。
またここで紹介するもの以外にも、この本にはキャリアに関する問題の解決方法が載っています。ぜひ一度は本書に目を通していただけると、皆さんの日常がより良くなるものと思います。
1.市場価値を高める
ひとつめの理由は、本業に本気で取り組むことで、自身の市場価値を高められるからです。
本業を頑張る理由が、上司に評価されるためになっていませんか?
上司からの評価が本業のモチベーションになっている場合、上司が思ったように評価してくれなかった時に、やる気が底をついてしまいます。
また、給料も頑張りに沿わなかったり、むしろ頑張ったのに下がってしまうときもあるでしょう。
上司が自分を評価してくれるかどうかはわからない
頑張りに対して得られるものが不安定すぎる
「どうせ頑張っても給料は上がらない」
「頑張ったところで上司の手柄になる」
それゆえに、本業の手を抜いてしまっていませんか?
転職と副業のかけ算では、本業での努力は、自身の市場価値を上げることにつながると説いています。
つまり、転職ありきなのです。
次に転職したときの給料を上げるために、今の会社で頑張るのです。
2.本業で得たスキルを副業にフィードバック
ふたつめの理由が、本業で得たスキルを副業に活かせるからです。
副業で得られるスキルには限界があります。
本業ほど大きな資本、大きな影響力、多人数の人的資本をもった仕事はできません。一方で本業では、個人では扱えないほど大きな資本をもとに、ドデかい仕事ができます。
本業でしかドデカい仕事から学ぶことはできない
本業は責任が重すぎて、できるだけ楽をしたいと手を抜いていませんか?
お気持ちはわかりますが、逆なのです。
『大きい責任を負って、ドデかいことを成し遂げる』
この過程でしか学べないことが、山ほどあります。
そして、この学びこそ、副業で他者と差をつける武器となり得るのです。
3.転職×副業で市場価値を最大化する
みっつめの理由は、転職×副業で市場価値をさらに高められるからです。
本業を本気で取り組み、次の転職での給与を上げる
本業を本気で取り組み、副業にフィードバック、他者と差をつける
本業と副業で得られたもののかけ算が市場価値となる
転職と副業のかけ算では『転職において100人に1人の人材、副業において100人に1人の事業者となれば、市場価値は10000人に1人まで高めることができる』と説いています。
これが、転職と副業のかけ算、というわけですね。
最後に
副業を始めると、どうしても手を抜きがちな本業。
しかし、自身の市場価値を高める視点を持つと、本業こそ力を入れるべきということに気づかされます。
この記事をご覧の方の中には、note記事を販売したり、ブログをされたり、Youtube活動をされたりと、ご自身で複数の収入元を持っていらっしゃる方も多いと思います。
今一度、副業ばかりに注力するのではなく、本業に奮起して、ご自身の市場価値を高めるのはいかがでしょうか?
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