人の言うことを否定したり、何事も手を抜いてしまってはいませんか?映画『フォレスト・ガンプ』に学ぶ 素直さと一生懸命さの重要性

人から言われたことに対して「でも…」と否定してしまっていませんか?
また、人から指示されたことだと、どこか手を抜いてしまっていませんか?

今回はトム・ハンクス主演の名画、『フォレスト・ガンプ』から、素直さと一生懸命さの重要性を紐解いていきましょう。

※本記事にはネタバレ等が含まれます。
しかし、この記事をご覧になってから本編を見た方が、より『フォレスト・ガンプ』の世界をお楽しみいただけるよう執筆しております。

あらすじとメッセージ

映画『フォレスト・ガンプ』は、主人公フォレスト・ガンプが、幼少期から30代半ばの現在まで、どのように生きてきたかの回想劇です。

どこまでも素直で一生懸命なフォレスト・ガンプは、生まれながらに知的、身体的に障害をかかえて生まれてきました。しかし、持ち前の素直さと一生懸命さで、経済的にも成功し、数々の名声を得て、一途に思い続けた人と家族になります。

この作品では、愚直さが人を動かすこと、運を呼び寄せること、そして自身を幸福に導くことを教えてくれるのです。

フォレスト・ガンプ(右)がバスを待ちながら、側の人に自身のこれまでを語っていく

どこまでも素直な主人公『フォレスト・ガンプ』

主人公のフォレスト・ガンプは、とにかく素直な男です。
知的障害も影響してか、言われたことはそのままやる、自分の感情のままに行動ができる、疑うことを知らない。そんな男なのです。

それゆえに、人の言うことを否定したり、あえて手を抜くということはしません。何事にも素直で、一生懸命に物事に取り組みます。

青年時代、走ることが大好きなフォレスト・ガンプ
夢中になりすぎて試合に乱入→フットボールで大学に入学

兵士時代、危険を顧みずに仲間をひたすら助け続ける
ケツに弾丸を受け、名誉勲章を受章する

想い人との失恋乗り越え方がわからず、ひたすら走る
アメリカを何度も横断し、有名人になってしまう

愚直さは周りの心を動かしていく

そして、そんな彼の愚直さは、周りの心を動かしていきます。

周りは彼に、ひどい言葉をかけたり、身勝手な行動をしたりします。
それでもフォレスト・ガンプは、いつも素直で一生懸命。
そんな彼の言動に、周りの人々は次々と心を動かされていくのです。

フォレスト・ガンプの想い人ジェニー
何度もフォレストの前から姿を消すが、必ず彼のもとに戻ってくる

戦争で自分を助けたフォレスト・ガンプを恨み続けたダン中将
恨みながらもフォレストと共にいる道を選ぶ

ひたすらにアメリカ大陸を走って横断する
その姿は多くのファンを作り、神格化される

豪運の持ち主フォレスト・ガンプ

加えて本作品では、主人公フォレスト・ガンプの運の強さが前面に描かれています。

一見すると『ただ運が良かっただけのヤツの話』ともとれますが、『素直で一生懸命な生き方は、運も味方につける』というメッセージと考えると、この映画の本質が理解できると思います。

想い人が父親から性的暴行を受けている
フォレスト・ガンプが祈った翌日、父親は逮捕される

たまたま迷い込んだフットボール場で足の速さを買われる
そのままフットボール入学で大卒資格を得る

戦場では仲間がバタバタと死んでいく中で生き残る
敵に囲まれながらも仲間を助け続け、勲章受章

亡き兵士時代の親友に教えてもらったエビ漁で成功
さらにアップルの株に投資していたため莫大な金を得る

走りながら何気なく話したことがきっかけで
アドバイスをもらった商売人までもが成功していく

走っていたことがきっかけで、想い人とまた再開を果たす
授かった子供には、自分の障害は遺伝していなかった

最後に

私たちは普段、人を疑ったり、否定したり、利用してやろうと、躍起になることがあります。また、何かしなければならないことがあるとき、無意識のうちに手を抜いてしまっていることもあるでしょう。

本作『フォレスト・ガンプ』から学べることは、人の言うことを素直に聞き入れること、そして、物事に一生懸命に取り組むことの重要さです。

愚直に生きることは周りの人間の心を動かし、めぐりめぐって、運さえも味方につけることができるかもしれません。

この機会に今一度、自身の愚直さを見直してみるのは、いかがでしょうか?

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