【富山県富山市】富山市ガラス美術館 | 撮影可能な常設展でカメラ活動レポート

富山県富山市にある富山市ガラス美術館では、展示の一部が撮影できる。撮影可能なのは4Fと6Fにある常設展のうち、6Fにある展示が対象で、チケットは大人1人200円とリーズナブル。4Fの常設展は撮影不可だが、アート鑑賞の時間と割り切っても素晴らしい体験が可能だ。

ガラス美術館が入っている建物は富山キラリといい、1Fから6Fまでが吹き抜けでつながった木造内装の建築物。吹き抜けを見下ろせば下の階が一望でき、圧倒的な建築美を感じることができる。
美術館のほかにも図書館やイベントスペース、カフェ等も入っており、一つの建物で複数の楽しみ方が可能だ。

被写体が良ければ、写真も自ずとよくなる。どう撮っても、なんだかいい感じに写る。これほどに楽しい被写体は珍しく、撮影していて非常に楽しかった。注意点としては、オブジェクトにはあまり近寄れないので、焦点距離が長めのレンズが欲しいところ。

今回使用のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gは、F1.8の明るさと、単焦点ならではの描画力の高さで、ガラスの繊細な質感を表現できていてとても良かった。ただ屋内撮影のため、ある程度は焦点距離に幅があったほうが撮影はしやすかったと思う。加えてD3sの爆音シャッターが館内に響き渡って目立ってしまった。現代のシャッター音をほぼゼロにできる機種のほうが適しているかもしれない。