富山県

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【ガラス玉あふれる】撮影時に意識していたことと現像について解説 | 富山市ガラス美術館

富山市

きらきらガラス玉は
漆黒の背景と対比で

50mm ISO400 1/40s f1.8

『ガラス玉あふれる』
きらきらのガラス玉と
漆黒の背景との対比

今回は富山県富山市にある富山市ガラス美術館で撮影をしてきました。常設展示であれば撮影が可能で、世界のガラス美術の撮影を楽しめます。撮影したのは船に乗ったガラス玉。ライトアップを利用して陰影が浮き彫りになったかのような作品に仕上げました。

50mm ISO400 1/40s f1.8

手前にかけての視線誘導
前ボケ後ボケで立体感

前ボケ、主題、後ボケを一直線でつなぎ、明確な視線誘導を作ることを心がけていました。また背景に関しては黒潰して主題を浮き彫りにさせたかったので、余計なものが画角に入ってこないように意識しています。このように明暗がはっきりする際には、カメラ側がバグりやすいので、何回も撮りながら露出補正にあたりをつけていきました。

とにかく目を惹くキャッチーさを

主題は明るく
カラフルで透明感を
背景は真っ黒に

主題は明るくカラフルで透明感を、背景は真っ黒に。とにかく主題を前面に押し出すために、陰影の浮き彫りを重視しました。主題は透明感が失われない範囲で、できるだけ明るく、できるだけ彩度高く仕上げています。また背景は真っ黒に仕上げて、まるでスタジオ撮影かのような仕上がりを目指しました。今回は元の画像の陰影がはっきりしていたので、マスクを使わず全体編集でいけたのが◎

標準ズームがオススメ

使用機材
Nikon D3s
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

今回使用のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gは、F1.8の明るさと、単焦点ならではの描画力の高さで、ガラスの繊細な質感を表現できていてとても良かったです。ただ屋内撮影のため、ある程度は焦点距離に幅があったほうが撮影はしやすかったのかなあと思います。くわえてD3sの爆音シャッター。現代のシャッター音をほぼゼロにできる機種がうらやましくなる現場でした。

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