福井県

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【サスペンス劇場】撮影時に意識していたことと現像について解説 | 東尋坊

坂井市

岩肌の硬質なディティールと
日本海の奥深い青黒さ

24mm ISO400 1/320s f16

『サスペンス劇場』
ゴツゴツの岩肌に
暗深青の日本海

今回は福井県坂井市の観光地、東尋坊で撮影をしてきました。大迫力で剥き出しの断崖絶壁を、すれすれまで楽しめる東尋坊。その迫力をいかに画角に収めるかを意識していました。崖の向こうにはどこまでも暗々しい日本海。吸い込まれるようなその深さと、肌で恐怖を感じる岩肌との対比を表現しています。

24mm ISO400 1/320s f16

海と岩場は1:2
岩肌が映える露出
副題に影

撮影時にはとにかく岩肌のディティールが崩れないような露出設定を意識しました。その上で、構図は3分割構図を選択。海と岩場の比重が1:2になるように画角を決めています。ただそれだけではパっとしない仕上がりになるので、副題として影を入れることで、全体のバランスに飽きをこさせないようにしています。

色はコントラストで出す

コントラストを上げて
出てきた色味を使用
明瞭度でパキパキ感

現像時には岩場のディティールを基準に各パラメータを決めていきました。コントラストを上げていく上で白飛びや黒つぶれの箇所は修正。そうすると自然な色味が海に出てくるので、修正なしでそのまま採用。あとは気持ちパキパキ感が欲しかったので明瞭度を足しています。

広角から標準のズームレンズで

使用機材
Nikon D3s
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G

今回使用したレンズはAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED。1世代前の大三元標準ズームレンズです。撮影日のように日が照り付けるような環境では、ゴーストやフレアの出方が良いレンズのそれで嬉しくなります。今なら5万円前後で買えるのもありがたいです。

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