福井県

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【げこりんちょ】撮影時に意識していたことと現像について解説 | あわら温泉フルーツパークOKAYU

あわら市

くずした日の丸構図で
主題に視線誘導

70mm ISO400 1/160s f4

構図を崩したことによる
視線誘導と
葉脈の繊細さ

今回は福井県あわら市にあるあわら温泉フルーツパークOKAYUで撮影をしてきました。ここはぶどう農園なのですが、ぶどうと絡めた写真は全ボツになったという....。入場料500円で十分にぶどうを試食できるほか、量り売りで摘み取りもできるので、撮影以外にも楽しめる神スポットでした。この作品ではぶどうの葉で雨を待つカエルを主題に、構図を崩すことによる視線誘導をしています。

70mm ISO400 1/160s f4

日の丸構図を崩して
対角線上にアンバランスさ
重力を感じる視線誘導

今回の構図は日の丸構図+対角線構図。背景と主題を葉のラインで対角線に区切り、主題を中心に持っていきます。ただこの作品に関しては、かなり葉っぱの部分が重いため、主題を中央に持っていくと、主題が回転しそうなアンバランスさを与えてしまいます。そこで主題をあえて重い方向にずらすことで、重たいものの中心にあるような安定感が出せるうえ、重たい場所に吸い込まれるような視線誘導を可能にしています。

SNS向けならやりすぎるぐらいが適量か

極力元の色を残しながら
撮影時の空気感を
そのまま伝える

今回の現像で意識したことは、元の画像の空気感をそのまま残すということでした。ボケの階調が損なわれないだったり、葉脈のディティールを守るだったり、基本的なところをしっかり抑えることを意識しました。ただ、こうやってWEBやSNSに載せると、どこか物足りなさを感じるのも現実。このSNS時代においては、もっとやりすぎなぐらいの現像の方が、多くの方の目に留まりやすいのかもしれません。

広角から標準のズームレンズで

使用機材
Nikon D3s
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G

使用レンズはAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED。大三元レンズともあって単焦点のような繊細な描写が魅力です。しかし広角側24mmはやや足らず、もうすこし広角があればという場面がいくつかありました。ぶどう農園のような広大な景色を収めるには、24mmより広い広角を一本持っておきたいところです。

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