小松基地航空祭を見るには小松空港の展望デッキがおすすめ!使える駐車場から当日の様子まで徹底的に解説します

毎年9月の連休に開催される小松基地航空祭。
ブルーインパルスの曲芸飛行やアグレッサー部隊の展示飛行など、全国的に見ても大規模な航空祭を楽しむことができる小松基地航空祭。

ブルーインパルスは特に人気の演目

一方でその人気ゆえに、待ち時間や駐車場の問題が後を絶ちません。毎年、朝早くに行っても現地入りできずに、立ち往生している人たちがたくさんいます

今回は実際の小松基地航空祭の様子をもとに、公式が発表している楽しみ方と、より快適に楽しめる小松空港の展望ロビーでご覧いただくプランの両方を紹介したいとおもいます。

1.正規のプランで小松基地航空祭を楽しむ

まずは公式で推奨される方法を紹介します。
メリットとしてはトラブルがなく確実であること。
デメリットとしては待ち時間や移動距離がどえらい長いことです。

どえらい人数が1か所に集まるイベント

自家用車で行く場合

自家用車の場合は小松駅周辺の航空祭用の駐車場を利用します。そこから徒歩で移動。約4.3km、1時間の道なりです。長い。折り畳み自転車などを積んでいける方は、この方法がベストでしょう。(駐輪場が小松基地構内にあります)

ただこの公式の駐車場は朝早くてもすぐに埋まってしまうので、駐車できない可能性も。公式でも推奨されているように、公共交通機関で行くのがおすすめです。

公共交通機関で行く場合

公共交通機関としての選択肢は以下のとおり。

  • 小松駅⇒シャトルバス
  • 鉄工団地駐車場⇒シャトルバス
  • 直通バスツアー

臨時のシャトルバス

おすすめなのは直通のバスツアー利用です。現地までサッと運んでくれて、帰りもスッと現地を離れられます。ちょっと料金が高め、1ヵ月以上前から要予約です。シャトルバスは平気で1時間以上の待ち時間が発生するうえ、車内は蒸し蒸しアツアツぎゅうぎゅう詰めになります。
また鉄工団地駐車場は8時の段階で満車、入り口が封鎖されていました。(2024年度)

基地内に入るには大行列

長い距離を歩いた先に待っているのは、入場門から続く大行列。基地を反時計回りに1km~2kmほど、待ち時間は1時間を超えます。

やっとのことで到着・入場できたと思ったら、前半の演目が終わっていた…なんてことも。

赤線が入場待ちの待機列

早め早めの行動を

基地内から航空祭を楽しむ場合は、早め早めの行動が重要です。イベント自体は8時からですので、公共交通機関の移動や入場待ちを考えると、6時ごろには小松市には入っておきたいところ。

とにかく人が多い

ただ、航空祭は基地の外からでも楽しめるイベントとなっているため、もっと快適に楽しみたいよという方には、以下のプランがおすすめです。

2.小松空港の展望デッキから楽しむ

快適に楽しみたい方には小松空港の展望デッキがおすすめです。おすすめな理由としては以下の通り。

  • 基地内と同じぐらい航空ショーが見える
  • 日陰や椅子、屋根、トイレもあり快適
  • 空港内のカフェや休憩所で休憩できる
  • 駐車場からすぐアクセスできる

航空ショーさえ見れればいいやという方にはもってこいかと思います。

椅子に腰かけて楽しむこともできる

展望デッキには屋内休憩スペースなどもある

駐車場は小松空港近くに路駐

まずは駐車場。午前8時ごろの状況としては、ネットに乗っているような駐車場は全滅でした。鉄工団地駐車場は満車のため入口封鎖、スカイパークこまつ翼も入口封鎖、小松空港の駐車場は空港に用事がある人のみ駐車可能(航空券の提示が必要)といった状況で、駐車難民が多数発生。

駐車不可な駐車場(×印)と路駐可能なエリア(〇印)

おすすめなのは空港近く、北陸自動車道近くの道の路駐です。(赤丸)現地に入れば他にも路駐している車があるので、それに倣えばOK。パトカーなどが巡回していたものの、特にお咎めはない様子ではありました。(農道や私道なども多いので、駐車の際には迷惑にならないか十分に確認してください)

小松空港展望デッキの様子

10分ほど歩くと小松空港に到着。
空港内にはカフェや休憩所、トイレなどがあり、全く混んでいない様子でした。

展望デッキに登って航空ショーを楽しみます。
基地内では音楽や解説が放送されていますが、それはまったく聞こえません。ただ、他の観客の方が口々に次の演目の解説をしてくれているので、今から何が行われるのかは空気感でわかります。

小松空港展望デッキからの見え方

展望デッキの位置は、基地内と滑走路を挟んで反対側。
航空祭を最も楽しめるスポットの一つです。

特に航空機が直上を通過してくれるため、迫力は基地内以上かもしれません。

演目での飛行方向
青〇印が基地内エリア

基地内の会場とは目と鼻の先

フェンスや人込みなどもありますが、航空機の飛ぶ高さが高いため、問題なく航空祭を楽しめます。
例としてブルーインパルスの見え方はこんな感じ。

撮影も十分に楽しめます。直上を通過する航空機をパシャリ。フルサイズも200mmあれば十分なほどに間近を飛び抜けてくれます。

この距離感で戦闘機が飛び抜けていく

あまりの轟音に地面や服がビリビリ揺れる

轟音と共に真上を抜けるため大迫力

空き時間はカフェで休憩

航空祭はショーとショーの間の空き時間が長いです。
たとえば306SQとブルーインパルスの間には1時間ほどの待ち時間が生じます。

2024年度の航空祭スケジュール
待ち時間が長い

小松空港の展望ロビーで見ていれば、空港内のカフェや休憩所でゆっくり休むことが可能です。これが基地内だと、天井もない野ざらしの地面で時間を潰すことになります。

今回お邪魔したのがカフェ『海とハクサン』ほかのどの店も込み合っておらず、航空祭の人込みとは無縁の穴場ですね。

早めに切り上げて渋滞を回避

見たい演目が終わったら、早めに切り上げて帰りましょう。航空祭後はとんでもない渋滞が発生するため、早め早めが大事です。

今年はブルーインパルスを見終わった11時45分から1番、2番手ほどの速さで小松空港を後にし、車まで早歩き。そこからそそくさと車を出しましたが、15分ほど渋滞に巻き込まれました。

まとめ

今回は小松基地航空祭を小松空港展望デッキで楽しむプランを紹介しました。
メリットとデメリットは以下となります。

メリット

  • 徒歩移動や入場待ち時間が少なく、体力的に楽(朝もゆっくりできる)
  • 屋内で椅子やトイレがあり、空いている
  • カフェや休憩所があり、ゆっくり休める
  • 基地内と同様、ものによってはそれ以上の航空ショー体験ができる
  • 帰りの渋滞にはまりにくい

デメリット

  • 基地内の展示や放送、出店などを楽しむことはできない
  • 駐車場にありつけなくなる可能性あり
  • 駐車トラブルに巻き込まれる可能性あり

特に駐車トラブルに関しては、毎年地元の方や警察の方が苦労されています。本当にそこに停めていいのか?地元の人の邪魔になっていないか?しっかりと確認していただきたいと思います。

本記事の内容も、しかるべき機関に確認を取ったわけではございませんので、すべて参考までにしていただいて、自己責任にてよろしくお願いいたします。

以上、皆さんも最高の航空祭体験ができますよう願いまして、失礼します。

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